【これぞ指導者】齋藤一雄 監督!SPORTSウォッチャーでみた日体大相撲部
2020年4月25日に放送されたSPORTSウォッチャーで、日本体育大学相撲部の活動を追うコーナーがありました。
その番組をなんとなく観ていたのですが、いつの間にか夢中になっている自分が。。。
学生力士が熱く、ひたむきに頑張る姿、そして監督の愛に満ちた人格に心を打たれました。
上原浩治×阿部慎之助の対談に惹かれて番組を観ましたが、日体大相撲部の方が心に残りました。(笑)
監督の登場シーンが圧巻
学生力士が稽古に励んでいるところに、監督の齋藤一雄さんが登場します。
齋藤監督の登場シーンには驚きました。。。
監督が道場に入ると、近くにいた部員が中腰になります。
監督はその部員の肩に手を置き、履き物を脱がれ、土俵より一段上がった畳に座られました。
その履き物を学生力士が拭いてきれいにしていました。
部員たちのこの気の配りよう・・・。
この時点では、「よっぽど恐い監督さんなのかな・・・」と私はビクビクしてしまいました。。。
この齋藤一雄 監督、とても凄い方です。
学生時代にアマチュア横綱になった経歴をお持ちです。
日体大の監督に就任されてからは、日体大を4度の全国優勝に導き、角界にも9名の力士を輩出しているそうです。
随所に見られる監督の器の大きさ
この齋藤監督からは随所で器の大きさ、真の優しさを感じられました。
軽量級の部門の大会でも
相撲というと、体重100キロは超えるであろう大きな体の力士をイメージしていたのですが、軽量級の部門もあるようです。
その軽量級の大会で齋藤監督は、力士を呼んでは、声をかけながらまわしを締め直してあげていたり、水を飲ませてあげていたりと、気遣いながら、勇気づける言葉をかけていました。
その中でも決勝に進んだ田畑選手に対しては、
「好きなことやれ。負けたら何にもならない。勝つしかない。」
と学生を信頼した力強い言葉が。
こんなストレートに熱い言葉を掛けられたら、闘志に火が付くに違いありません。
その力士は見事優勝し、監督の期待に応えました。
勝った瞬間、監督もガッツポーズ。
「これは凄いです」と満面の笑みで仰る監督。
教え子の勝利を心から喜ぶ姿に、私の心も熱くなりました。
学生力士が駆け込む監督室
日体大相撲部には、国体で史上最年少優勝を成し遂げた超逸材がいるようです。
その名も、中村泰輝さん。
大学卒業語の角界入りはほぼ確実と見られているとか。
そんな才能豊かな力士も悩むことが・・・。
その彼が向かったのは監督室。
監督の前に座り、「最近上手くいきすぎていて、どこかでつまずくんじゃないかとの恐
怖感があって、、、」と心証を打ち明けます。
すると齋藤監督は、
「思い切ってやれ。そうしないとお前のいいところも出ないし、負けたって誰も責めやしない。自分に負けないようにしっかれやれ。」と。
なんて大きな心を持った監督さんなのでしょう。
先ほどもそうでしたが、この監督に言葉はストレートで力に溢れています。
監督室にはいつ来ても良いとか。
学生と監督の確かな絆が見えました。