スポーツ情報

ほとんどサイクルロードレース関連。。。

【トレイン】日本人アスリートで自転車ゴールスプリントを狙うトレインを考えてみた。

日本人による黄金のトレインを考えたい

Embed from Getty Images

 ツール・ド・フランスなどのサイクルロードレースで見られる、ゴール前のスプリント勝負。

各チームの屈強なアシスト陣がトレインを組んで、最後はエースが激しいスプリントを披露します。

 そこで、一つ勝手な妄想をしてみました。

日本人の各分野のアスリートが、自分の生涯を捧げるスポーツとして自転車を選んでいたら・・・

日本人だけのトレインを考えてみよう、、、と。

トレインに必要な脚質

 まず、ゴール前スプリントをするときのトレインには、どのような選手が必要なのでしょうか。

①エーススプリンター

 これは必須ですね。スプリントで勝負を決める人です。チームのエースです。

発射台(準スプリンター)

 エースの直前を走ります。自らもスプリントをして、エースが発射しやすい速度を作り上げます。

③ルーラー

 ゴール前で他のチームが出てこられないような高速を維持して、良い位置で①②をスプリントさせてあげます。また、長時間集団の先頭を牽く役割もあります。

 例えば、かつて最強を誇った、HTCトレイン2009年ツールは、

③●トニー・マルティン・・・ご存知の通り、この後TTの世界王者になります。

 ●ジョージ・ヒンカピー・・・190cmの通称「ビッグ・ジョージ」

 ●マイケル・ロジャース・・・元TT世界王者

 ●ヘルト・グラプシュ・・・当時TT世界王者

 他・・・

②●マーク・レンショー・・・エースにもなれるスプリント力を持つ「最強のアシスト」

①●マーク・カヴェンディッシュ・・・そりゃあもう凄いスプリントです。

・・・やばい、強すぎ

スポンサードリンク
 

勝手に日本人選抜

 トレインにはどのような人が必要か、なんとなく分かったところで、敢えて他種競技から、日本人トレインを完成させたいと思います。ツールに合わせて8人とします。

 

③ルーラー

萩野公介(水泳)

 177cm/71kg。400m個人メドレーの金メダリストでありパワー、持久力を持ち合わせる。

村田諒太(ボクシング)

 183cm/75kg。オリンピックで金、その後世界チャンピオンに。ミドル級を制するパワー、そしてスタミナが見込める。

右代啓祐(陸上/十種競技)

 196cm/95kg。キングオブアスリートと呼ばれる十種競技日本記録保持者。スピード、パワー、瞬発力、持久力を併せ持つ。

吉田麻也(サッカー)

 189cm/85kg。この高身長を駆使し、体を張ってディフェンダーとして活躍する。

田中大貴(バスケットボール)

 192cm/93kg。海外のゴリゴリ系ルーラーに全く引けをとらない身長。そして、このサイズで動き回れるスタミナ。

竹内譲次(バスケットボール)

 207cm/98kg。これはもうでかさと名前で選抜。ジョージ・ヒンカピーを大幅に上回る『ビッグ・ジョージ』!!

 

②発射台

桐生祥秀(陸上/短距離)

 176cm/70kg。やはり日本人初の9秒台を出した逸材のスプリント力は取り入れたい。

 

①エーススプリンター

室伏広治(陸上/投擲)

 187cm/97kg。まさかの引退選手の登場。しかし、思いついてしまった・・・。とにかく、とてつもないパワー、そして意外かもしれないが、凄い瞬発力をもっている。(あの巨体で100m10秒台、走り幅跳び非公式ながら世界記録を超える跳躍)

 

戦術

 来るツール・ド・フランスの平坦区間での勝利量産のために、メンバー選びを終えたところで、戦術を考えてみようと思います。

まず、エーススプリンターである室伏と発車台を努める桐生は、ゴール前まで全く足を使わせません。

スタート~ゴール前5kmほど

 この段階では、2mを超える大型ルーラーの田中を中心に、スタミナがあり集団を率いるパワーもある萩野、村田が淡々と先頭を牽引します。3人で交代しながら、必死に抵抗する逃げ集団との差をじりじりと詰めていきます。

ゴール前5km~

 ルーラー3人が頑張り、残り5kmで逃げ集団を捕まえます。すると集団もピリピリし始め、他のスプリンターチームも前に上がろうとし、総合系のチームも危険回避の為に前に上がってきます。混沌とした集団で、身長189cmの吉田麻也がその体格とディフェンダー魂で良い位置をキープし、チームの列車を好位置で走らせます。

ゴール前2kmからゴールまで

 ゴールが近づくにつれて他チームもどんどん速度を上げていきます。位置をキープし、列車を率いてきた吉田麻也にも限界がきます。吉田は最後の持てる力を出し切り、全力加速して、フェードアウトします。

 そして、先頭は身長196cmの右代へ。キングオブアスリートは、そのパワーと集発力でがんがん速度を上げます。バイク上でのバランス感覚も良く、高速度域での混戦もものともしません。

 右代先頭でラスト1kmを通過し、吉田と同じく持てる力を全て出し切りフェードアウト。先頭は身長207cmの竹内譲次へ。ここに竹内選手が入るのは勿論『ビッグ・ジョージ』の定位置だから。あとは、他チームの追随を許さずに、そして発車台の桐生がスプリントできるように超高速にもっていくだけです。207cmの選手が思い切りペダルを踏めば、他のチームはひとたまりもありません。どのチームも前に出てこれないまま、桐生へバトンタッチします。

 すでに、これまでのトレインメンバーの働きで、かなりの高速になり、土台はできあがっています。そこから、100mで9秒台を出した類い希な瞬発力を活かして、桐生がスプリントを開始します。もがいて室伏のお膳立てをします。

 あとはKoujiMurohushiが発射されるだけです。桐生のスプリントで上がりきったスピードから、更にパワフルなスプリントを開始します。ハンドルが折れんばかりのパワーでもがき倒し、広治スマイルでゴールします。

これが必勝パターンです。笑

 

問題点

 楽しくなって長々と書きましたが、問題点が・・・。 

 黄金のトレインを走らせるべく、がたいの良い選手を選びましたが、やはり他競技の選手なので、ツールを乗り切れる体重ではない・・・。

つまらない妄想を読んで頂き、ありがとうございました。

 

スポンサードリンク